ことばの学習の基礎は、位置、形、概念の学習です。
手や目、耳を使った遊びの活動もことばの基礎となります。
最初からことばを使用する子供さんはいません。もの(遊具、教材など)を通した基礎的な学習が大切となります。
1 | 文と行動の結合学習 「はこからりんごをだす」という文を読んでりんごを箱からだす。文章を読んで動作をする、モデルの動作を見て文章を作るなど。 |
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2 | 文の構成の学習 「はこからりんごをだす」という文章を読んで、箱からりんごを出す。「りんご、みかん」、「だす、いれる」など、名詞、動詞の集合、さらに助詞などの集合を考えれば、簡単な文章から複雑な文章など、種々のレベルの文章が作れる。 逆に、モデルの行動を見て、文章を作ることも必要である。 |
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3 | 文の構成の学習 見本の文章がある場合とない場合の両方が考えられる。 |
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4 | 単語・文の構成の学習 ゴム印を使用して単語・文章を作る。 |
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5 | 50音表1 | |
6 | 50音表2 |
ことばのない子供には文字を媒介にしてことばを学習する方法が有効です。
初期学習、概念行動形成の学習、文字の学習と進んで、文字の学習と同時にことばの学習をします。
ことばのないお子さんは身振りサインによる日常生活の習慣づけも大切です。 |