知的障がいを有する児童・生徒の教育には、生活に根ざした教育内容と同時に、基礎・基本を重視した教育内容の二本柱が大切です。 生活の中での学習は、子供の生活経験を豊かにすると同時に、多くの知識や技能を獲得します。 生活経験がいくら豊富であっても知識としては断片的な知識ですので、それを系統的、体系的にするためには、基礎・基本を大切にした学習が必要になります。 |
人間行動の成りたち | 働くこと | 作業学習(木工、窯業、革細工、印刷など) (「養護学校の作業学習」へ) |
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教科学習(国語・算数) | 教科学習(コンピュータでの学習も可) | ||
記号操作の学習 ことばの学習 文字の学習 数の学習 |
★教科(国語・算数)の基礎となる学習 ★ことばの学習・文字の学習・数の学習 ★ことば・文字によるコミュニケーション(交信行動) ★生活行動(買い物行動、地図行動など)の確立 |
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概念行動形成の学習 | ★経験を整理する枠組みの高次化(位置・形の学習、ものの属性の学習、分類・比較の学習) ★遊び活動(遊びの学習)→経験の豊富化 ★コミュニケーション(交信)の促進・高次化:象徴信号(身振りサイン、写真、絵など) ★生活行動の拡大・高次化(拡大・代替コミュニケーション機器など) |
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初期学習 初期学習(その1) 初期学習(その2) |
★目(感覚)と手(運動)の統制学習 ★初歩的なコミュニケーション(交信行動)の確立 ★道具の使用 ★生活行動の確立 |